Bunker Palace Hotel / バンカー・パレス・ホテル★★☆☆☆

■スタッフ
監督 : Enki Bilal エンキ・ビラル
脚本 : Enki Bilal エンキ・ビラル / Pierre Christin ピエール・クリスティン
撮影 : Philippe Welt フィリップ・ウェルト
音楽 : Philippe Eidel フィリップ・エデル / Arnaud Devos アルノー・ドゥボ
編集 : Thierry Derocles ティエリー・デロクル
字幕 : 松岡葉子 マツオカヨウコ


■ストーリー
 政府軍と反乱軍の戦いが続く世紀末。崩壊寸前の政府軍の姿を前に、大統領は地下の避難壕“バンカー・パレス・ホテル"に高官たちを招集した。アンドロイドの従業員たちに迎えられ、ディナーをとる高官たちの中には大統領の側近で実業家のオルム(ジャン・ルイ・トランティニャン)の姿もあった。ところがその場には反乱軍の女スパイ、クララ(キャロル・ブーケ)、さらには高官に変装したもう一人のスパイまで潜入していた。おまけに彼はクララのかつての恋人という因縁つき。高官たちは閉ざされた空間の中でしだいに誰が敵なのかを見失って混乱に陥っていくが、肝心の大統領の姿はまだ現れなかった。さらには絶対安全のバンカー・パレスの壁まで崩れ始め、殺し合いをする高官たちの中で一人生き残って脱出することのできたクララは地上でオルムに再会するが、そこにはオルムと同じ顔をしたアンドロイドの姿もあった。どうやら地上の世界はアンドロイドたちによって占拠されてしまったらしい。反政府のはずだったアリスは大統領と組んで彼らと戦い始めるのだった。