シモーヌ

落ち目の映画監督ヴィクター・タランスキー(アル・パチーノ)の元に、彼のファンと名乗る怪しげなコンピューター・エンジニア、ハンク・アレノ(イライアス・コティーズ)が現われ、CG女優を作る画期的なソフトを開発したことを告げる。ハンクはまもなく絶命し、タランスキーの手元に女優創造PCソフトが残された。彼はそれを使って、完璧な美貌の女優シモーヌ(レイチェル・ロバーツ)を誕生させる。シモーヌの人気はすぐ爆発し、タランスキーの映画も大ヒットを記録。だが世界が熱狂するにつれ、実在しないシモーヌの秘密を守るため、タランスキーは四苦八苦するハメに。


<結末>
ついに限界を感じたタランスキーは、ウィルスファイルを使って、シモーヌのデータを消してしまう。しかし葬式でシモーヌの肉体がないのがバレて、タランスキーは殺人容疑をかけられる。やがて、コンピューターに強い彼の娘レイニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)がデータを修復し、シモーヌは復活、タランスキーは釈放。そして元妻であったエレイン(キャサリン・キーナー)と復縁し、これからは家族ぐるみでシモーヌを操ることにするのだった。