バタフライ・エフェクト/The Butterfly Effect ★★★★☆

ストーリー

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もしも過去が少しだけ変えられるとしたら、あなたは誰のために何をしますか・・・。
自分のため、あるいは愛する者のため。彼が行ったのは、愛する彼女の将来を取り戻すこと。“君を迎えに来る”・・・少年時代に果たせなかった約束をたったひとつ叶えることが出来れば、それだけで彼女の運命はよりよく変わるはず・・・しかし、それは神にさえ許されない行為だと、そのとき彼は知らなかった。観る者の五感を挑発し、激しく感情を揺さぶる未体験の興奮・・・サスペンスに満ち、同時にエモーショナルで感動的な至高の愛の物語。あの『マトリックス』を越えるオリジナリティと『シックス・センス』を凌ぐ衝撃と絶賛され、全米初登場No1の大ヒットを記録。続いて公開されたアジアでも韓国でNo1大ヒットを獲得した『バタフライ・エフェクト』がついに日本にやってくる。“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」=初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つ。愛する者を助けるためにした些細な行いが、すべての人々の人生に予想もしなかった大きな変化となって襲いかかる。ノンストップで繰り広げられるサプライズと連続するクライマックス、まるでパズルのように精緻に組みあげられたストーリーを書き下ろし、自ら監督したのは新鋭エリック・ブレスとJ・マッキー・グルーバー。だが、当初、この作品はそのアイディアの独創性ゆえ、誰もが映画化に二の足を踏んでいた。脚本に惚れこみ、強い意志で作品を実現に向けて動かしたのはアシュトン・カッチャー。2003年のピープル誌で「世界で最も美しい50人」に選出されただけでなく、レオナルド・ディカプリオを抑えてトップページを飾り、全米女性の注目を集めたカッチャー。彼が主演のみならず製作総指揮としても参加することでプロジェクトはついに実現可能となった。カッチャーは『ジャスト・マリッジ』ですでに全米No1を獲得していたが、続く本作で主演作2作連続全米No1という快挙を達成、一躍、次世代を担う若手ハリウッド・スターのトップの座に躍り出た。
物語の主人公エヴァンは、ごく普通の少年だった・・・時折、記憶を喪失“ブラックアウト”してしまうことを除いて。精神科の医師は彼に、治療のために毎日、日記をつけることをすすめる。やがて時は過ぎ、記憶が失われることの多かった日々はすっかり過去のものとなっていた。そんなある日、大学生になったエヴァンは、7歳の頃からつけていた日記を見つける。その日記を紐解いたとき、いつしか彼の意識は日記を書いた当日の陽光の中にあった。忘れていた、ある出来事が鮮烈に蘇る。幼馴染みの少女ケイリー・・・そしてエヴァンと彼女が引き裂かれることになった決定的な理由。“君を迎えに来る”・・・かつてその約束を果たせなかったエヴァンは彼女への思いゆえ、ある選択をする。それが取り返しのつかない新たな状況を引き起こすとは夢にも思わずに・・・。 

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その他:
セル版DVDには劇場公開版と結末が違うディレクターズカット版が収録されています。