空気人形

是枝裕和監督が、業田良家原作の短編コミック「ゴーダ哲学堂 空気人形」を韓国人女優ペ・ドゥナを主役で映画化した作品。

【監督・脚本・編集】是枝裕和
【原作】業田良家「ゴーダ哲学堂 空気人形」(小学館ビッグコミックススペシャル刊)
【出演】ペ・ドゥナARATA板尾創路、高橋昌也、余貴美子岩松了星野真里丸山智己、奈良木未羽、柄本佑寺島進オダギリジョー富司純子


終盤の展開まではいいシーンもかなりあったし、切なく、セリフも心に残った。
が、そのあとは俺的には、ないわ。ホラーか、ギャグとしか思えん。

「あなたにならなにをされてもいいの」
「本当にいいんだね?」
「・・・いいわよ」
の場面でイヤーな予感したけど…、やっぱりっていう感じ。あ〜あ、お前もそんなやつだったか。
唯一の救いは、じいちゃんだけかな。

のぞみは青年の空虚さに自分と同じものを感じたはず(同じ人形だと勘違いしたというのは1エピソードしては面白いが最後の展開までつながるっていうのはどうも…)

「君が誰かの代用品ってことは、ない 」

「私は嘘をつきました。心を持ったので嘘をつきました」

映画「空気人形」より

「私は持ってはいけない「心」を持ってしまったのだ」。

「私の空っぽの体の中には、F夫君の息で満たされている。」

「心を持つことは切ないことでした。」

「ゴーダ哲学堂 空気人形」より


ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)

ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)

ロケ地:東京都中央区湊、新富町から月島方面へ和泉ビルを左、クリストファーヒルズ辺り
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E6%B9%8A&lr=lang_ja&oe=utf-8&rls=org.mozilla:ja:official&client=firefox-a&um=1&ie=UTF-8&hq=&hnear=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E5%8C%BA%E6%B9%8A&gl=jp&ei=JYrHSpi7N9COkQX2tvlK&sa=X&oi=geocode_result&ct=title&resnum=1