セレクトショップ

売店の新しいカタチとして注目を集めるセレクトショップ。この形式のショップが登場したのはずいぶん前のことだが、今でも新鮮な印象は変わらない。「セレクトショップ」とは、バイヤーのセンスで選び抜いたモノだけを仕入れて売る店のことをいう。メーカーにこだわらず、独自のポリシーで多種のブランド/商品を買い付ける。だから競合ブランドの商品も同じ棚で一緒に販売されているのである。

セレクトショップの魅力をひとことで言うと「共感」という言葉になるのではないだろうか。生活者は、その店のバイヤーのセンスに共感すると「私向きが揃っている」という印象を持つ。ショップによってはブランドものの服から雑貨まで、幅広い商品を扱っているところもある。そこで買い物をすれば、レベルの高いセンスで統一された生活を送ることも可能だ。また短時間で効率のいい買い物ができることも、今の時代にあっているのかも知れない。 ヨーロッパには多くのセレクトショップがあるが、中でも有名なのはフランス・パリにある「コレット」。

オープンした時から話題を集め、今では「コレット」に扱われるようになったら「世界中で売れるアカシ」とまで言われる。それだけセレクトショップのバイヤーの「目」が流行の発信源として注目されている証拠である。